みなさんこんにちは。あるいはこんばんは。
今回は、2024.3.2に開催された、常磐緩行線の利根川橋梁を歩いて渡るイベントに行ってきたのでどんな感じだったのか書こうかなと♪写真がいつもより多め!
とある日のTwitterにて。(@jobansen_know)のツイートに。。
公式線路内立入からの線路内撮影、初の橋梁を歩いて渡れるイベント?!しかも好きな常磐線で?!これは行くしかない!と決めました。
そしてわくわくしながらその日を待つ。
さて常磐線は僕の好きな路線のひとつですが、北千住から取手の区間は快速線と緩行線(各駅停車用)の2線が仲良く並走しています。その緩行線のうち我孫子から取手は土日は運転していないということで今回その区間の中で開催されました。
集合場所は天王台駅。上野から常磐線に乗って、快速でどんどん北上。うーん、各停をぶっ飛ばして抜いていくのは何度体験しても気持ちがいい。地元の中央線じゃ味わえない…。そしてそんなこんなで10:02に天王台駅に到着。(集合は10:30)少し早いので駅前を軽く散策。特にない()
することもなかったので早々に改札の外にいたスタッフさんからご案内してもらい、緩行線ホームへ。ホームで、ヘルメットやガイドに使われる無線のイヤホンというかなんかなどなどを受け取って、装着。スタッフさんが親切なもので手早く反射ベストを着させてくれました。
天王台のホームです。たくさんのスタッフさんがいます。参加者なのかスタッフなのかもはやわからない()
奥には僕が好きなE531系がやってきました。こちらはお馴染みE231系の交直対応版ですね。要はどこまででも走れちゃうすごいやつ。交流直流両方走れるのでお値段もお高め。(これが東海道線品川までしか直通しない原因でもありますね多分)おっと、話が逸れすぎましたw
10:30が近づき、そろそろ説明が始まるのかなと思いきや、スタッフさんから驚きの情報が!なんともうすぐ高級列車四季島が通過するんだとか!優しいもので、遠くまで行って撮ってきてもいいよとのこと笑ホームの反対の端まで行く人も何人か。みんな元気だ…
僕は立ってたとこから適当に笑 駅名標入ったしいいかなとw
めっちゃミュージックホーン鳴らしてくれました。
さて、説明を受けたら早速線路内へ!!
ちなみに今回は20人くらい?の人が参加しているので事前に運転士たちにはいっぱい人歩いてるけど気にしないでねと通達がいっているそう。知らなかったら多分何事だってなりますね笑
ここから取手までひたすら線路を歩きます。わくわくしながら最初のイベント、線路内撮影へ。
撮影地はカーブしたところ。スタッフさんの自己紹介や線路の設備を見ながら歩いていきます。ここで設備説明入りました。こちら。
地上子(ちじょうし)
こちらの地上子は列車を自動で停止目標に停めるための機械。ここからは運転士はなんもしなくていいというかするなよっていう目印でもあります。Suicaを改札にタッチするのと同じ仕組みになっていて。ほら、Suica触れなくても近づけるだけでも反応するじゃないですか。
そして線路内ウォークですから。もう少し深掘り。
横から見てみましょう!
線路と高さほとんど同じように見えませんか?
それがどうした。はい…まあそう思いますよね。実は、他の路線(常磐快速線、東北本線など)では少し低いところに設置されています。
なぜでしょう!
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除雪車が走るか走らないかの違いです。
除雪車は少し低いところまで除雪しちゃうので、高さを同じにしていると地上子ごと除去されてしまいます笑
常磐緩行線は基本的に地下鉄直通ばかり走るので地下鉄に合わせて作られているそうで、除雪なんか想定してないんだそう。
ちなみに東西線の直通先、中央・総武線は低い設定です。こっちは地下鉄より黄色い電車の方が本数多いからメトロが調整しろって感じなんですかね笑
さあ、撮影ポイントに到着。ちなみに、ここまで来る前も列車が来るたびにほとんど毎回立ち止まってくれて、撮影タイムを作ってくれます。説明中でも説明中断して撮影させてくれるほどのサービスです。優しいなあ
濃い青がかっこいい!
交直対応じゃない、ちまたでは緑快速と呼ばれるやつ
青いやつより安い。
リバイバルカラーのE657系。僕の推しです。丸くてかわいいけど爆速で。品川から仙台走っちゃうすごいやつ。
通常E657とE531。すれ違い撮影はそんなに簡単じゃない。。
今回のイベントの目玉、キヤE195。電車って言うとオタクくんたちに怒られるらしい?はい、気動車です😇
さて再び歩き始めて。ようやくこいつを撮れました。脱線防止ガードw地味にこいつ好きなんですよね。なんでかわかんないけど。歩きずらいのに。
さてこちらの設備の説明もありました。
“電車”に乗ってる方にはお馴染み、架線ですね
どうやって引っ張ってるかとか太さとか、先日の新幹線のほぼ終日運休トラブルの原因も軽く話してくれました。すみません寒さに耐えることにいっぱいで覚えてないです…
さて続いての設備は…
風速計!!
特に言うこともない…?2個付いてますね。みなさんの予想通り?片方が壊れても大丈夫なようにしてます。ちなみに、昔、僕の好きな路線のひとつ、羽越本線で強風による脱線事故がありました。これにより、風の基準が厳しくなりました。常磐快速線は強風で止まることが多く、JRも頭を抱えていたそうで。強風対策を取りました。こちらです。
手前が緩行線、奥で貨物が走ってるのが快速線です。緩行線になくて快速線にあるもの…
はい。ちゃんとした壁です。この壁をつけるだけでかなり強風による運転見合わせが減ったんだそう。緩行線は本数少ないので費用対効果的についてないそうで。
さて、次の設備はすごいですよ。感心しました。
さあ、これは何に使うものでしょう。ヒントは線路にもなにか印が書かれているということでしょうか。
撮影角度を変えて少しズームしてみました。
さあわかりますか?
正解は…
線路の熱膨張確認に使う。でした。
夏と冬で線路の長さが少し変わるのはご存知だと思います。線路が通常に比べてどれだけずれているかを確認するためのこの装置。コンクリの方の目印、よく見ると窪みがありますよね。線路の反対側にも同じのがあるので、ここに糸を通して線路に書かれた基準と比べるんですね。アナログなやり方だけどすごいものです…こんな設備があるなんて知りませんでした。というか電車乗ってたら小さくて気づかない笑
さあ、メインイベントが見えてきましたよ!
この距離でも迫力があります(写真じゃ伝わらないやつ!
さて、黄色いシール。拡大鮮明化。
[河川法確認範囲]の表記。
ここから先はなにをするにしても国に届出をしないといけないという河川法の決まりなんだそう。いろいろ法律あるんですね。あかちゃんなのでわかりません()
そしてつきました。橋梁!
すでにここまで予定の2時間が経過w大幅遅れです笑笑楽しいので問題なし!
うーーん、長い長い!これが常磐線最長の橋梁!利根川橋梁です!ちなみにこの辺からは快速線とは完全に分かれているので、自由に歩き回れます♪今まではこんな感じで保線屋さんたちに守られながら歩いていました。
保線屋さんたちは顔隠さなくていいそうなのでこのままです。
ちなみに、橋梁には白い文字で名前が書かれていますが、左側の快速線の文字は実は職人さんによる手書きなんだそうです。さてここでクイズです。1文字何円でしょう!!
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正解はなんと80万円!!いやあ想像以上でしたw(ちなみに橋は230億円です。すんごい…)
橋梁入口では撮影会が開催されました。
僕も撮ってもらいました!いい天気です♪
たっぷり撮影タイムをとったあとはいざ、橋梁ウォークへ!!わくわく!
隙間に物を落とさないように十分気をつけます。
いいですね、この橋梁。下が見えるのが良いです!
よき。黄色いやつは、この内側歩いてねっていうやつです。動く黄色い線ですね()
しばらく歩くと川の中心付近へ。ここには保線屋さんくらいしか見ないんじゃないかという県境表記が。
千葉県と大阪府茨木市の境です。じゃなくて茨城ですwまさかの誤字だそうで…笑恥ずかしいいい撮らないで笑という保線屋さん笑みなさんいっぱい撮っていました笑
茨木に、いや、茨城に入って少しして、快速線橋梁工事の説明がされました。
この工事で地下で作業をしている時に3.11の地震に遭遇したそう。とてつもなく怖かったそうです。工事現場で地下だし本当に怖かったに違いない…
さてさて長い橋梁も残りわずか。反対側からの景色をどうぞ!
ここ好きポイントです。つなぎめと脱線防止ガードがごちゃごちゃしてるのがうーーん、いい!
橋を渡り切ると、まもなく終点 取手です。終点の手前なのでやはりあります!
西友!!ではなく転轍機。テンテツと読みますヨ
近くで見るとなかなかゴツかったです。今回は専用タブレットを使って動かせるとのことでやってみました。転轍承知!なんて言ってくれて雰囲気マシマシ。いとも簡単に動いてくれます。昔は手動だったのに。えらい時代やなあ()ちなみに手動は本線上にはもうないんだそう。
すかさず撮影w
最後に、線路の点検に使うという乗り物を見せてもらいました。
いつか乗ってみたいです♪
このへんを歩いてホームへ登ります。
予定よりだいぶ遅くなりましたが無事、13時51分天王台の次の駅 取手に到着です!
線路のいろいろな設備やメンテナンスの話、合法線路内立入撮影など、いろんな経験が一度にできてとても充実した3時間になりました。撮影場所ではそろそろ来るよ〜とか、待ってるとなかなか来ないんだよなあとか社員の方が話してくれて楽しかったです。
ということで駅そばを食べて帰ります。
運動したあとだからかとても美味しい。
また次回のブログ更新をお楽しみに!!
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